昔の日記に、こんなことが書いてあった。
コタが2歳2ヵ月の頃のこと。
『コタは臆病なところがある。
療育でも他のお子さんや大人が近づいてくると、逃げたり、「来るな」と言わんばかりに手を振り払うしぐさをして泣きべそをかく。
例えば、自分がトランポリンで遊んでいる時、他の子がトランポリンに近づくとそれだけで降りてしまう。
また、滑り台に登っても、滑り降りる先に他の子や先生が居てこちらを見ているだけで、「あ~」と嫌そうな声をあげて、Uターンをして階段から降りてしまう。
もしそのUターンをした時、別の子が滑り台の階段の下に居ようものなら、進むことも戻ることも出来なくてパニックになってしまう。
一度そのパニック状態になり、滑り台のてっぺんの柵を乗り越えて横から飛び下りようとしてしまった。
とにかく家族(私と夫)以外の人が苦手。
これは単なる性格なのか、何かの特性なのか…?
「臆病」の一言で片づけてしまっていいものか…?』
3歳になった今。
ああ、そんなこともあったなあ、と懐かしく思う。
思い返して、「ふふっ」と笑ってしまう。
今では、お友達と一緒にトランポリンをしたり、滑り台を滑れるようになった。
いつからできるようになったんだっけ?
ゆっくり、ゆっくり、お友達に慣れていったから。
「そういえば最近泣かなくなったな」という感じだった。
極度な人見知りは、やはり特性なのかな。
今でも大勢のお友達は苦手で。
馴染みのないお友達も苦手。
今日も保育園の保育開放に遊びに行ったら、2回目の場所だけど、ずっと不安な顔をしていた。
ずっとずっと緊張していて、 お友達の持っていた木の棒がちょっと背中に当たっちゃったら、それがスイッチになって大泣きしてしまった。
でも、以前より、気持ちが落ち着くのは早くなった。
前は2~30分泣き止まなかったけど。
今日は数分で泣き止んだね。
木の棒を持っていた男の子が気にしてくれて、コタの背中に「くすりだよ」と言って白いクリームを塗ってくれた。
それからもコタはずっと私にべったりだったけど。
お友達がぶどうを持っていたら、自分から「ぶどう。ぶどう」とお友達に近づいて行って、ぶどうを一粒もらっていた。
あら、これは単なる食いしん坊なだけかしら。
でも、お友達が「ここの下にね、おばけいるんだよ」と私に言ったら、 コタも「おばけ、いるね」と言って、 少しだけ、お友達とお話しができた。
性格でも、特性でも。
コタのペースで行こう。
焦らない。 比べない。
~今日の反省~
保育開放からの帰宅後、 テキトーに手を洗ったコタに、私が怒った顔を見せ叱ったら、コタは「キーッ」と金切り声を上げ半べそになった。
ずっと緊張してて眠気もあったコタに、しつこく言いすぎてしまったかもしれない。
コタの状態を見て、「ほどほど」で良いところはほどほどにしよう。