お友達とのかかわり〈お友達の輪に入る〉

昨日の保育園の日記に、こんなことが書かれていた。

 

 

 

 

 

【今日は戸外遊び中、突然泣き出し止まらなくなってしまいました。

 

みんな心配して声をかけてくれるのですが、のどが苦しくなってしまうほど悲しく、答えられませんでした。

 

しばらくコタ君の隣に寄り添い、少しずつお話を聞いてみました。

 

どうやら、大好きなK君と遊びたかったようですが、K君が他のお友達と遊んでしまったことが悲しかったようです。

 

お友達とのかかわりが増え、楽しく遊べるようになったからこその涙だと分かりました。

 

 

 

しばらく思いを聞いたり、「一緒に遊びたい気持ちを伝えてみる?」など話をしました。

 

すると自分で気持ちを切り替え、遊び始め、少しずつK君やK君と遊んでいるお友達との距離を縮めると、K君やお友達が「コタ君、一緒にスクーター乗る?」と声をかけてくれました。

 

そして、「うん!ぼくもなかまにいれて!」と返し、一緒に遊ぶことが出来ました。

 

 

 

今日は、お友達とかかわる中での、2つのとても大きく、大切な成長がみられた日でした。

 

大好きなお友達とかかわることで感じる、いろいろな気持ちや感情をたくさん経験したコタ君。

 

これからもコタ君の成長が楽しみです】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやら久しぶりに保育園でパニックになったようだ。

 

 

 

 

 

お友達と遊びたくても遊べなくて悲しくなったんだな。

 

 

でも気持ちを言葉で表すことが出来ずにパニックになってしまったんだな。

 

 

 

 

 

さっそくお風呂上がりのコタに保育園での出来事を聞いてみた。

 

 

 

 

 

私「今日保育園で何して遊んだの?」

 

 

コタ「えとね、K君とHちゃんと、だるまさんがころんだをして、ないて、くびがくるしくなったの」

 

 

「コタね、せんとうになりたかったの。それで、ないたの」

 

 

「おともだちとあそんだけど、あそべなかったの」

 

 

 

と話してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日(今朝)、保育園の送りの際に担任の先生に改めて詳しく話を聞かせてもらった。

 

 

 

 

 

まず、昨日は加配の先生がお休みだったので、担任の先生が対応してくれたとのこと。

 

 

 

 

 

先生「園庭で遊んでいたら急に泣き出して、はじっこに行って、本当に悲しそうに切なそうに泣くんです。

 

お友達が心配して話しかけてくれるけど答えられなくて…。

 

おしっこも出ちゃったので、着替えのために私と一緒に教室に入って、しばらく落ち着くのを待ちました。

 

 

 

いつもは加配の先生がいるけど、昨日はお休みだったので、コタ君も加配の先生相手だったらガーッと言えていたと思うのですが、私だったので最初は話すのを遠慮していたようでした。

 

でも少しずつ話してくれて、『K君と遊びたかった』と。

 

『一緒に遊びたいって、伝えてみる?』と聞きましたが、『いい』とのことでした。

 

 

 

それから気持ちが切り替わったコタ君は園庭で1人で遊んでいたのですが、やっぱりK君のことが気になるようで、K君とそのお友達の周りを走ったり近づいたりしていました。

 

私もそれを見ていて、間に入ろうかな、どうしようかなと考えたのですが、少し様子を見ることにしました。

 

そしたら、K君とお友達が、コタ君がさっき泣いていたから『コタ君、大丈夫?』『元気になった?』『あそぼ』などと声をかけてくれて。

 

そしたらコタ君はすごく嬉しそうに『うん!ぼくもなかまにいれて!』と言って、みんなと遊ぶことが出来ました」

 

 

 

 

 

私は先生のお話を聞いていてもう泣きそうだったが、先生も泣きそうになっていて、

 

 

 

 

 

「もう私うるうるで、泣きそうになって。

 

コタ君1人で乗り越えたんですよ!

 

K君との距離をちょっとづつ縮めていって

 

頑張ったと思います。

 

私、間に入らなくて本当に良かったなって思いました。

 

昨日のことは、お友達のかかわりの中で本当に成長した出来事だったと思います!」

 

 

 

とすごく喜んでくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうかー…。

 

 

 

コタ、頑張ったんだなあ…( ;∀;)

 

 

 

 

 

 

私は先生に、『コタに寄り添ってくれて、見守ってくれたこと』のお礼を言い、

 

 

 

「コタはK君が大好きなのですが、コミュニケーションは受け身で、いつも誘ってくれるのを待つタイプです。

 

なので、K君が他のお友達と遊んでしまったことで、どうしていいか分からなくなってパニックになってしまったのだと思います。

 

家でもパニックになった時は『こういう時は、こうやって言うんだよ』『自分の気持ちを伝えていいんだよ』とひとつひとつ教えています。

 

でもまだ難しいようです」と伝えた。

 

 

 

 

 

先生は

 

 

 

「そうですね、難しいですよね…。

 

でも昨日自分の力で乗り越えたことは、コタ君自身の大きな自信になっていると思います」

 

 

 

と言ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生も優しいし、お友達も優しいなあ…✨

 

 

コタ、良かったね。

 

 

頑張ったねえ…(;´Д`)

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イメージ図〉

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなコタは今朝の登園時、真っ先に先生に「きょう、Kくん、いる?」と聞いていた。

 

 

K君は登園していた。

 

 

今日も一緒に遊べるといいね♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【コタが頑張ったこと】

 

 

 

★落ち着いた後、自分の気持ちを先生に伝えられた。

 

★自分で距離感を考えて、K君に近づいて行った。

 

★K君が誘ってくれた時、「ぼくもなかまにいれて!」とお返事ができた。

 

★自分の力で乗り越えた!