やる気スイッチ

2020-09-10

本日の療育園での出来事。(3歳0ヶ月)

 

長くなりそうなので、嬉しかったこと、困っちゃったことを前編・後編に分けて書きます。

まずは前編。

 

★嬉しかったこと★

 

① やる気スイッチ

 

椅子の準備、朝の会などの活動、お片付け…ゆっくりだったけど8割くらいは参加できたと思う。

いつものように、スケジュールの前もっての声かけをしっかりやった。

それでも「キーッ」と癇癪にはなるが、

イスを持ってこないときは、「椅子さん一人で寂しそうだよ~」や、

扇風機が回っていないと癇癪を起したときは、「扇風機さん、ねんねしてるって。今日は涼しいから、お仕事しなくていいんじゃない?」や、

片付けをしないで寝っ転がっているときは、「お母ちゃんはこまちにしよっかなー、コタちゃんははやぶさにする?あ、ドクターイエローもあるよ」「ガタンゴトン、お母ちゃんのこまちは出発しましたー」(道具をコタの好きな新幹線に見立てる。赤いブロックは新幹線のこまち、緑ははやぶさなど)と、

終始、コタの気分が乗ってきやすそうな声かけを行った。

以前のように「すんなり」とは行かないが、やらなきゃいけないということは分かっている様子。

コタはうまく乗れればやる子だ。

だったら乗せればいい。

それで、活動が楽しいと思うようになれば…。

 

きっと、君のやる気スイッチは複雑なのだねえ。

場所も分かりにくいし、見つけたとしても押し方を間違えたらすぐロックされてしまう。

なかなか難儀だけど、お母ちゃんがんばるよ。

 

② I’ll be back.

 

以前OTの先生に、「コタ君に活動前の声かけは行っても、活動中の離席には声かけを行わず、見ないようにして下さい」と指導されたことがあった。

『座っている』という『約束』の練習だ。

しかし、どうしても反射的に声をかけてしまったり、他の子がコタにつられて走り回っちゃうと迷惑がかかるので気になって声をかけてしまっていた。

でも今日はやらなかった。

脱走してもだんまりを決め込み、コタを一切見ずに、私1人で楽しそうに活動に参加した。

するとコタは1~2分位で席に戻ってきた。

やりたいという意思があるのか、単に寂しいのか。

(一回だけ、滑り台を滑ろうとしたときは注意しに行ったが、そこから無理に席に戻すことはしなかった。)

 

今日はこのやり方でうまく行った。よしよし。

明日も継続してやってみよう。

 

③ 「すとっぷ!」

 

園庭のブランコは柵がない。

お友達とお母さんがブランコを漕ぎ、コタは車を押して園庭を駆け回って遊んでいた。

コタがブランコのそばに来た時、

私は「コタ、ブランコにお友達が乗っているときは、ぶつかったら危ないから、ここから先に行っちゃだめだよ」とブランコの境界線を教えた。

ちょうど、「ここから先」の付近が芝生と土の分かれ目だったので、教えやすかった。

私は土のところにぴょんと飛び「ここは危険」、

芝生のところにぴょんと飛び「ここは安全」、

というのを何回かぴょんぴょん繰り返した。

その後、コタはぐるぐる園庭を駆け回り、またバーッと走ってブランコに向かったが、土と芝生の境界線で「すとっぷ!」と言いながら自分でピタッと止まった。

ちゃんと【ブランコ地帯進入禁止】を理解していたのだ。

いつもの近所のお散歩で歩道と車道を「安全」「危険」と教えていたから、スッと入っていきやすかったのかな?

 

私はすごく嬉しくていーっぱいコタを褒めた。

大好きなT先生も「コタちゃん、ちゃんと守れたねえ、すごいじゃん」と褒めてくれた。

 

④ 「かーしーて」はお手の物?

 

私が誘導したのだが、お友達に「かーしーて」が言えた。

何かを貸してほしいときは「かーしーて」と言うとのだと理解しており、私の誘導にすんなりと大きな声で言えた。

しかし、「かーしーて」と言っても、お友達の都合によっては貸してもらえないということはまだ理解していない。

「かーしーて」で絶対自分が使えると思っているので、お友達が貸してくれないと癇癪を起してしまう。

まあ、これはゆっくり教えよう。

ちなみに「ありがとー」も言えた。

と言うか言わせた。

コタはお友達の顔を見ずに口先だけで言ったので、ただの「単語」でしかないが。

これも、ゆっくりいこう。

 

後編に続く。