保育園のお迎えの時、テラスで1人くるくる回っていることの多いコタ。
他のお子さんたちは、お友達同士で遊んだり、追いかけっこをしたり。
コタの行動は異色に見える。
他の保護者の方々もそんなコタを見ている。
コタは小さい時からくるくる回るのが好きだった。
2~3歳の頃に公園や児童館でコタがくるくるを始めると、私は恥ずかしくて、他人にそれを見られたくなくて、すぐに制止していた。
当時よくやっていた横目走りと同じくらい恥ずかしかった。(横目走りは今でも時々やるが、回数はぐっと減った)
何が恥ずかしいって、この子が『変な子』と思われること。
普通と違う、問題のある子。
そう思われるのが何より怖かった。
でも今は、保育園のお迎え時のくるくるを、私は止めない。
近くにお友達がいるなど危険があったら止めるが、安全な場所ならば放っておく。
コタがやりたいなら好きなだけ回ればいい。
以前は他のお母さん方の視線の先が我が子にあるのではないかと常に気にしていたが、
今はどうでもいい。
確かにジロジロ見られていたらいい気はしないけれど、まあ、勝手に見りゃいい。
周りの視線やひそひそ声(←ただの話し声なのだろうが、コタのことを言われているのではないかと怖かった)を気にしなくなったのは、私に『時間』という心の余裕が出来たからだろうか。
またはコタの常同行動に慣れたからか。
もしくは常同行動時はコタの機嫌の良い時だから、癇癪時のような大変さが無いからだろうか。
とは言っても、
私が全てのことに対しておおらかになったわけではない。
やはり癇癪を起しているところは見られたくないし、
オムツが外れていないことも、あんまり知られたくない。
障がいを周りに知ってもらった方が良いのかな、と思う日と、
信頼関係の無い人にはバレたくない、と思う日が交互にやってくる。
私も、ひとつひとつ、ゆっくり行こう。
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顔を斜めにして天井を見上げくるくる回っている。
歌を歌っていたり、駅のアナウンスをしていることが多い。
本人は夢中で楽しそう。
こちらの呼びかけは全然耳に入らない様子だ。