コタは複雑な性格をしている。
複雑というか、日々生活していくうえで『そこにいちいち引っかかっていたら身が持たないよ』というようなことが多々ある。
これは元来の性格なのか自閉症スペクトラムの特徴なのか分からないが、おそらく後者ではないかと思う。
①否定言葉に過敏
保育園にて、園庭で遊んでいる時に積もっていた雪を食べたコタ。
それをお友達に「コタくん、雪は食べないんだよ」と言われ、泣き出してしまった。
『教えてくれた』と思わず『注意された』と受け取るのだろう。
5分ほど大きな泣きが続いたそうだ。
こういうようなこと、家でもよくある。
優しく教えても、自分のやったことを否定される言葉だと怒って泣く。
私は「怒っているんじゃないよ。コタがお腹痛くなったら大変だから言っているんだよ」と言うが、しばらく泣き止まない。
そういう時は、泣きたいだけ泣かせておき(だいたい別の部屋で泣き叫んでいる)、落ち着くのをひたすら待つ。
そうして落ち着いたら、「お母ちゃんは、コタが危ないことやいけないことをしたら注意をするよ。怒っているんじゃないよ。注意は、コタだけじゃなくて、妹ちゃんやととにもするよ」とひとつひとつ教えている。
根気いるー…。(^▽^;)
でもこれから先、就学したら先生から注意や教えを受けることなんて山ほどあるだろうから、このことを理解できるようになって欲しい。
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②瞬間移動を望む
コタは自分が誰かを呼んでその人がすぐ来ないと怒る。
例えば今日の夜。
コタはうんこをするときはオムツに履き替えて部屋の隅でキバるのだが、うんこが出たら「ままー!うんこでたー!(オムツ)かえてー!」と夫か私を呼ぶ。
その時に呼ばれた人間が3秒くらいでコタの元に行かないと怒るのだ。
「呼んでるのに!なんで来ないの!?ふん!!」と怒って腕を組んでそっぽを向く。
癇癪までにはならないが、毎度すぐに馳せ参じないと怒るので、こちらとしては毎回地味~に嫌な気持ちになる…。
「お母ちゃん、今お皿拭いていたからすぐ来られなかったんだ。遠くに居て用をしている時もあるから、すぐに行けないときだってあるんだよ。待っててくれたら嬉しいな」などと毎度説明している。
親はコタの言動を許容できるが、お友達はそうはいかないだろう。
こういうことから人間関係が難しくなってしまうのではないかなあ…と危惧している。