頬骨が出ている私と、コタの妹(2歳)のお話。
赤ちゃんの頃の授乳時に、吸っていない方のおっぱい(乳首)を触るのが好きだった妹ちゃん。
卒乳後もおっぱいを触るクセはそのままだった。
でも先日、2歳になった暁に「もうお姉ちゃんだし、おっぱいを触るのは止めようね」と【おっぱい触り禁止法】を発令した。
当然ながら怒る妹ちゃん。
特に夜触りながら寝入るのが好きだったため、毎晩泣き狂う。
そしてコタに「妹ちゃん!うるさくて、ねれないよー!」と怒られていた。
【おっぱい触り禁止法発令後、トルネード法で乳首を狙う妹ちゃん】
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※トルネード法とは、就寝時、腕をうまく捻りながらゆっくりと服の中へ手を滑らせ当人に気づかれずに乳首を狙う攻略法である。
とは言え、妹ちゃんよりも何十倍も生きている私。
トルネード法など簡単に撃破できる。
かわいそうな妹ちゃん。
必死に乳首を求め続ける妹ちゃん。
そこで私は、泣き狂う妹ちゃんに「お手々つないで寝よう」「お母ちゃんの耳たぶなら触っていいよ」などと提案してみた。
でも、そんなの代わりになるかー!と、私の耳たぶを引きちぎろうとする妹ちゃん。
だめかあ…。
でも私はめげずに、「おっぱい以外ならどこでも好きなところ触っていいよ。どこかあるかなー」と根気強く言い続けた。
諦めたのか、しぶしぶ私の鎖骨やら髪の毛やらをまさぐり出す妹ちゃん。
そこでついに、いい塩梅の場所を見つけたようで…、
私の張り出した頬骨をつかむや否や、彼女はすやすやと寝息を立てはじめた。
…私は―。
昔から自分の頬骨が嫌で嫌で、
どうにか削り取れないかとコンプレックスに思うばかりで、
それがまさかこうして、
自分の娘に穏やかな入眠を与える役に立つ骨となろうとは、
思いもしなかった。
自信を持って生きよう。
★自白のコーナー★
今まで、噓をついていたことがあります。
私は、本当はこんなに可愛くないです。
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真実を言います。
本当の私はこれです。
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笑えない位そっくりに描けた。