ジャンピングパンツ穿き

2021-07-22

昨日のお風呂あがり。

 

 

 

いつもフルチンで走り回っているコタが、

 

「ちんちんは、ひとにみせちゃいけないんだよ」と言いながら、きちんとオムツをはいていた。

 

 

 

私は「偉いねーコタ」と褒めながら、

 

その声かけは家では使ったこと無かったな、

 

保育園で先生に言われたのかな、

 

シンプルで的確で良い言い方だな、とぼんやり考えていた。

 

 

 

するとコタが、

 

「おかあちゃんは、ぱんつ、ちゃんとはいてる?」と聞いていた。

 

 

 

その時の私は、

 

パジャマの上を着て下はすっぽんぽんという、ド変態状態だった。

 

 

 

でも、

 

パジャマの裾が腰らへんまであるので、肝心な部分はかろうじて見えていない。

 

 

 

なので私は、「うん、はいてるよー」と嘘をついた。

 

 

 

するとコタは、

 

私のところに来て、目視でチェックしようとパジャマの裾に手を触れた。

 

 

 

 

 

バレてはいけない。

 

 

 

 

 

私は今、

 

 

 

はいていないという罪の上に、嘘をついたという罪まで背負っている―。

 

 

 

 

 

私は体をくねらせ、コタがパジャマの裾をつかまないように奇妙な腰ふりをして阻止しながら、「ととは?ととははいているかなあ?」と矛先を夫に向けた。

 

 

 

 

 

…子どもって純粋だなあ。

 

 

 

 

 

コタは素直に夫の元へ向かった。

 

 

 

 

 

私はその隙に、

 

右手で床に落ちていたパンツを素早く取ると同時にジャンプをし、

 

高く上がったその両足を、広げた両パンツ穴にするりとすべりこませ、

 

むちむちのふくらはぎや太もも、最近LLと判明したド級のおケツに邪魔されながらも、

 

なんとか一気にパンツを腰までたくしあげた。

 

 

 

そして夫がパンツをはいていることを確認したコタが振り向いた瞬間、

 

 

 

私は「ほら。お母ちゃんもちゃんとはいているよ」とドヤ顔でパンツを見せた。

 

 

 

 

 

 

 

コタは納得し、

 

 

 

 

 

私の母としての威厳は保たれた。