トイトレ物語・おまるの器(4歳8ヵ月)

トイトレについてであるが、

 

コタのトイトレはなかなか進まず、もはや本人のやりたいようにさせていた。

 

 

 

保育園では、お昼ご飯の後に自分でオムツを取りに行って自分でオムツを替えて自分で汚れたオムツをビニール袋に入れることが出来るようになっていたが、

 

自宅では甘えなのか、声をかけるまではオムツを替えようとしないし、替える時も夫か私にやって欲しがった。

 

なので自宅ではオムツ替えの時間すら決めていなかった。

 

 

 

また、お風呂に入る前の裸の時に「うんこでる」と言った時は、

 

私は一応おまるに誘うが、コタは「オムツでする」と言ってわざわざオムツを履いてその中に排便をする。

 

(おしっこの場合は浴室の排水溝に出来る)

 

 

 

 

 

 

コタはオムツで排泄するのが安心なのだ。

 

 

 

だからもう私としては、「自分でオムツを替えられるようになりさえすれば、別に一生オムツでもいいじゃん」という心境であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな日々の中。4/11、月曜日。

 

 

 

 

 

 

コタが、おまるの内側の器におしっこをすることが出来た。

 

 

 

 

 

 

「おまる」ではなく「おまるの内側の器」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お風呂から上がった後、オムツを履く前に「おしっこでる」と言ったコタ。

 

そうとう慌てていて、すぐにでも出そうな感じで内股でおしっこダンスをしていた。

 

 

 

しかしお風呂場は夫と妹が体を洗っていてごった返している。

 

排水溝は使えない。

 

そしてコタの体はびしょびしょ。

 

身体を拭いてオムツを履かせたいが、おしっこダンスが激しくて拭けない。

 

 

 

 

 

 

私はふと、

 

コタは普段おまるに座っておしっこをしたり、おまるの前に立っておしっこをするのを怖がるけど、

 

おまるのおしっこ受けの器だけならどうだろう…と考えた。

 

 

 

 

 

 

我が家のおまる。

 

 

 

便座を取って、

 

 

 

これがおまるの内側の器(おしっこ受け)だ。

 

 

 

ワンショットでどうぞ。

 

 

 

(きっとお子さんがおまるを使用している世の中のご家庭はおまるの構造など分かりきっていることなのだろうが、

 

我が家のこのおまるは買ってから1年間、辛抱強く部屋の隅で埃をかぶってじっと出番を待っていてくれたので、

 

しっかりフューチャーしてあげたい)

 

 

 

 

 

 

そして私はおまるの内側の器を持ち、コタが立った状態で、コタの太もものあたりに器を持って「ここに出してごらん」と言ってみた。

 

 

 

 

 

 

5秒くらいの後、ちょろろ…と少量だがおしっこが出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おー。

 

 

 

 

 

 

出たあ( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

びっくりだあ💛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コタは、「こわくなかった」「おまるにおしっこしたよ」と嬉しそうだった。

 

そして器に入った自分のおしっこをしばらく眺めていた。

 

夫にも嬉しそうに見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咄嗟にやったこの方法だが、うまく行ったみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このやり方でおまるへの恐怖心が無くなっていくといいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、オムツ以外で排泄することを「気持ちいい」「かっこいい」と思ってもらえるといいなぁ( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ふと感じたこと★

 

 

 

 

 

 

なんてことないことだけど、当たり前の成長の過程なんだけど、

 

 

 

コタにとっては、大きな一歩なんだなあ。

 

 

 

コタに障がいがあって大変なことが多いけれど、

 

 

 

良いことがあるとすれば、

 

 

 

出来た時の喜びが何倍にもなること。

 

 

 

育児書の『×歳までに90%以上のお子さんが完了している』発達過程で、

 

 

 

コタは10%未満の方に入るから。

 

 

 

 

 

 

自閉症スペクトラム

 

 

 

 

 

 

コタはコタだ!