本日は、コタと電車の見える公園へ。
彼との公園遊びは体力勝負である。
まず、車で往復2時間半の旅路。
そして、公園では、
踏切の音が聞こえたら、公園と線路の間の柵へ走って電車を見に行き、
電車が来ないときはジャングルジムでコタと一緒に無限すべり台。
コタがすべり台に飽きたら、線路にかかる歩道橋の昇り降りを約2時間。
下の子を抱っこしながら遊ぶ私の足は、もはや限界を迎え、
「疲れたから公園のベンチで休憩したいな」という私の願いも、
「ううん、コタ、いーっぱい、あそびたいんだもーん」と可愛く却下され、
コタの、
フルスロットルの、
ノンストップの、
エンドレスな公園遊びに、
30代の息は上がるばかり。
極めつけに、
私がちょっと疲れた顔をしたら、
コタに「おかあちゃん、おこらないでー!」と癇癪を起され、
我が精神もゆっくり蝕まれていく…。
そして日は傾き、
すでに公園滞在時間は4時間半。
「体力の限界…、気力もなくなり、…」
唇をかみしめた千代の富士の顔がまぶたの裏をかすめた頃、
精も根も尽き果てた私は、
禁じ手のチョコレートを使ってコタを車へといざない、
そのまま帰路へ着いたのでした。
ああ…疲れた…
コタ、せめて、時々、5秒でいいから、座らせておくれ。
そうすれば、
お母ちゃん、もっと、がんばれる。