来年度の保育園入園に当たって、併行通園にするか、保育園のみにするか。
の話の続き。
12月半ば、療育でOTがあったので、OTの先生に併行通園のことを相談した。
「主治医からは保育園のみを勧められていること」
「でも親としては療育とのつながりが無くなるのは不安なこと」
「併行通園の場合、保育園に慣れるまで療育をお休み出来ること、通園頻度を柔軟に対応してくれること」
を伝え、どちらにするか悩んでいる旨を伝えた。
これを受けたOTの先生の見解は、大きく5点。
併行通園のことのみならず、園生活についてもアドバイスを頂いた。
①併行通園はいらない。
≪理由≫
「やりたくないけど、やらなきゃいけないんだな」は保育園で身につく。
コタ君は保育園で伸びる子。定型発達の子の中で伸びる。
コタ君はその力を持っている。
何百人も子供を見てきたから、99%言える。
大人数(20名)の園児の中でも(加配が付けば)大丈夫。
②難しい子。
正直に言うと、コタ君は特に難しい子。
指示の出し方に工夫が必要。
コタ君は、「やらせよう」という大人のたくらみを敏感に察する。
≪加配の先生についての注意点≫
稀に、加配の先生が張り切ってしまい、出来るのに何でも先にやってしまうことがある。(例えば、自分で手を洗えるのに、全ての動作の介助をする、など)
それで子どもがストレスを抱えてしまい、加配の先生を嫌いになる(=信頼関係を作れない)ことがある。
加配の先生へ、『しつこくやらない=コタ君の自主性に任せ、できない場合のみ手助けをする』ことをお願いすると良い。(伝えることで先方が不快に思うことはない。多くの加配の先生はプロだから問題ないが、念のため)
③大切なのは『保育園に慣れること』、そして『混乱させないこと』
④帰宅後の心のケア
保育園に行き始めたら、ストレスで帰宅後に「ぎゃーっ!」となるだろう。
帰宅後は、コタ君の甘えを全て受け入れてあげること。
それが翌日がんばる力になる。
⑤リハの時間のみの通園はどうか?
保育園一本だとつながりがなくなり、親が不安になるのはよく分かる。
もし併行通園にするならば、保育園に慣れるまで数カ月休んだ後、リハの時間のみ通うのはどうか?
リハの時間のみとは、朝の会や体操などのプログラムは参加せず、OT・ST(各々毎月1回、40分)のみ参加するということ。リハのある日のみ、ではない。
プログラムを参加しない理由として、在園児はおそらくコタ君より小さい子になるため刺激にならないこと、また、コタ君が自分のやり方を通そうとする可能性があること、が挙げられる。
※もちろん、併行通園の大前提として「コタ君が療育(OT・ST)に行くことを理解し、混乱していないこと」が必要である。
と言うことだった。
まず、
先生が「コタは伸びる子」と断言したことに驚いた。
先生は、何度も何度も「この子は伸びる。大丈夫」と強い口調で繰り返した。
そんなこと言い切って大丈夫?と逆に心配になるほどだった。
本当かな。伸びるのかな。
療育で1年半、何も変わらなかったけど。
ちょっぴり半信半疑…。
でも、心強い言葉だった。
次に、やっぱりコタは難しい子なんだなーと思った。
やんわりとそんな風なことを言ってくる方はいたけれど、ここまではっきり言われたことは無かった。
逆に清々しい。
だよねだよねー。やっぱりこの子、難しいよねー。知ってる知ってるー。わはははは。
次に、保育園に慣れること、混乱させないこと、帰宅後いっぱい甘えさせること。
これはしっかり肝に銘じておこう。
特に私は仕事を始めたら多忙になるだろうから、思うように甘えさせてあげられなくなるかもしれない。
次の日コタががんばる力になる、という言葉は胸に響いた。
そして、リハビリの時間「のみ」の併行通園、か。
そんなこと出来るのかな?
確か入園の時の紙に「リハビリのみやイベントのみの通園はご遠慮ください」と書いてあったような…。
OTの先生は、「療育の先生にしれっとリハビリの時間のみの通園が希望だと言ってみたら?私も、私の見解として、先生方に伝えてみる」と言っていた。
これはまた園長先生に聞くしかないな。
しかし、
主治医の先生とOTの先生という2人のプロが「併行通園はいらない」と言ったことは、私の心を大きく揺るがせた。
保育園一本にかけてみるか?
だってプロがそう言うんだもん。
どうする?
どうしたらいい?
OTの先生はこうも言っていたぞ。
「保育園のみにして病院でリハビリをやることになった場合、半年空くけど、半年のブランクはそんなに問題ではないよ。併行通園にするにしても数カ月空くわけだし」と。
それもそうだよね。
併行通園にするとしても、数か月はリハビリを休むのだよね。
ああどうする?
さあどうする?
…私、悩みすぎかな?
…にしても、
選べるって贅沢なことなんだろうな。
療育に行きたくても枠が無くて行けない人もいるって聞くし。
ときどき、よく分からなくなる。
出産時のトラブルで低酸素性虚血性脳症があるから、早めに病院から療育に繋げることが出来て、
だから早期療育が受けられる。
トラブルは不運だけど、
早期療育は幸運で。
でも脳に損傷がなければ療育に行かなくて良かったのだから、やっぱり不運で。
でも病気がなくても定型発達に育つと言う保証は無いから、
3歳児検診や就園してから遅れを指摘されたとして、
そこから動いたら施設に空きがなかったりするわけで。
だからやっぱり幸運でもあるわけで…。
いや、
考えるのよそう。
頭がぐちゃぐちゃになると、こういう出口のないことを考えてしまう。
今日はもう寝よう。
≪中途半端だけど、つづく≫