この間保育園にコタを迎えに行った時のこと。
お迎え口のテラスでコタを探すと、
いつもは廊下でひとりで遊んでいるコタが、
この日は教室内のテーブルのところで2人の男の子ときゃっきゃと笑い合っていた。
どうやらお店屋さんごっこをしているようだ。
コタがお店屋さんで、2人の男の子がお客さん。
店長のコタは、チョコレートに見立てた色とりどりのペンをお客さんに振舞っていた。
お客さんの男の子2人は、コタから渡されたペンを「ぱくぱくぱく」と楽しそうに食べていた。
―わ…。
―コタがお友達と遊んでいる…。
もっと見ていたかったが、コタはテラスにいる私に気が付いて「おかあちゃーん」と教室を飛び出して来てしまった。
その後、コタがテラスで帰り支度をしていると、
遊んでいた男の子のうちの1人の子がテラスまで来て、コタに「バイバイ」と手を振ってくれた。
コタも「バイバイ」と手を振り返した。
―コタがお友達と遊んで、バイバイをしている…!
―お友達がコタと遊んでくれて、バイバイをしてくれている…!!
保育園に入る前までは、
いつかお友達と仲良く遊べる日が来るのかな、
でもコミュニケーションを取るのは難しいかな、
夢のまた夢なのかな、
と思っていた。
こんな日が来るなんて…。
ただただ、嬉しい。
★おまけのコーナー★
【不審者】