北八ヶ岳ロープウェイ

2021-10-26

保育園の行き渋り再燃中の中、それでも頑張って通っているコタ。

 

 

 

たまにはコタの好きなことを好きなだけさせてあげようと思い、先日、コタの大好きなロープウェイに乗りに行ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月上旬の日曜日。

 

 

 

夫と妹はお留守番。

 

 

 

今日はコタとお母ちゃんの2人で思いっきり遊ぶのだ。

 

 

 

目指すは長野県の北八ヶ岳ロープウェイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここには夏前に一度来たことがある。

 

 

 

その時は山頂の散策路を歩いたが、今日は『ロープウェイに乗る』ことが目的なので歩く予定は無い。

 

 

 

 

 

 

そして本日の天気はあいにくの小雨だが、それも関係ない。

 

 

 

景色は二の次。

 

 

 

なんせ目的は『ロープウェイ』なのだから。

 

 

 

 

 

 

途中のコンビニでジュースとおやつを買い、わいわい食べているうちに車は北八ヶ岳ロープウェイに到着。

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど赤いロープウェイが降りてきたところだった。

 

 

 

コタはそのロープウェイを指さし、「おかあちゃん、あれ、のる。はやく、はやく」と車の周りをぴょんぴょん飛び跳ねた。

 

 

 

 

 

 

北八ヶ岳ロープウェイは、赤のロープウェイと緑のロープウェイがあり、この2つのロープウェイが山頂と山麓を20分間隔で交互に行ったり来たりしている。

 

 

 

 

 

 

コタは今降りてきた赤いロープウェイに乗りたがっているから、今回の赤を逃すと、次に赤が戻ってくるのは40分後になってしまう。

 

 

 

いそげ、いそげ。

 

 

 

コタと私はパタパタ走ってチケット売り場に向かった。

 

 

 

 

 

 

しかしリスクマネジメント高めな私は、(もしロープウェイが途中で止まって何時間も閉じ込められたらおしっこ漏らすかもしれないから一応お手洗いに行っておこう)と考えた。

 

 

 

あ。コタはオムツだから大丈夫。私自身のリスクマネジメントである。

 

 

 

 

 

 

私は走りながら「コタ、乗る前におトイレ行っていい?」と聞いてみた。

 

 

 

コタは案の定「だめだよー!」と叫び、ぐいぐいと私をロープウェイ改札口の方に引っ張った。

 

 

 

でもここで負けてはいけない。

 

 

 

今は尿意が無いが、私の膀胱は秤が適当だ。

 

 

 

サービスエリアを出た4分後に「トイレ行きたい」と言い出して夫に「なんでなん?」と真顔で言われることが多々ある。

 

 

 

今わずかに溜まっている分だけでも出しておかねば。

 

 

 

それに今日は薄い色のズボンである。

 

 

 

漏らしたら目立つ。

 

 

 

 

 

 

私は「お母ちゃんおしっこ漏れそうなの。お願い、トイレに行かせて。その後すぐにチケット買ってロープウェイに乗るから」とコタを説得した。

 

 

 

コタは「えー」と拗ねだしたが、私がいかにも漏れそうな表情を作ってみせると、「…おかあちゃん、いま、おしっこでちゃうの?」と不安気に聞いてきた。

 

 

 

私は「そうなの。お母ちゃんおしっこ漏れちゃうの。もう危険なの」と、誰もが人生の中で一度はやったことがあるであろう足踏み式の【おしっこ我慢ダンス】をして必死に訴えた。

 

 

 

トレッキングウェアを来たおばちゃんの団体がこちらを見て笑っている。

 

 

 

私は構わずダンスを続け、その迫力に気圧されたのか、コタは大人しくトイレに付いてきた。

 

 

 

 

 

 

こうして無事、リスクはマネジメントされた―。

 

 

 

ああ…これで晴れ晴れとロープウェイに乗れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

 

チケットを買い、いざロープウェイへ。

 

 

 

 

 

 

 

端っこにちょこんと座るコタ。

 

 

 

くまのぬいぐるみの『くまよ』ちゃんとアンパンマンチョコを持っている。

 

 

 

そして雨も降っているし、寒いし、と私に色々着せられてFunkyなスタイルになっている。

 

 

 

ああ可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いざ発車。

 

 

 

 

 

 

紅葉もまだだし、霧で景色もあまり見えず。

 

 

 

でもコタはウキウキ。

 

 

 

鉄塔を通る時の揺れに「おお~」と歓声を上げたり、緑のロープウェイとのすれ違いの時は真剣にその様子を観察したり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして山頂に到着。

 

 

 

ロープウェイを降りてもなかなか降り口から離れないコタ。

 

 

 

近くでロープウェイを観察したいらしい。

 

 

 

でもそこに居続けることはできないので、展望テラスからロープウェイを観察することにした。

 

 

 

 

 

 

 

まずはアンパンマンチョコで一服。

 

 

 

 

 

 

確かにここからならロープウェイを見られるが、なんせ風が強くて寒い。

 

 

 

5分ほどしたら耐えきれなくなり、中の売店に入った。

 

 

 

 

 

 

ロープウェイを見たいけれどお外は寒いし…さてどうするべきか。

 

 

 

私が考えあぐねていると、その売店でコタはあるものと運命的な出会いをした―。

 

 

 

 

 

 

そう。

 

 

 

ロープウェイがあるところの売店には絶対売られている、ロープウェイ型の箱に入ったお菓子のお土産である。

 

 

 

 

 

 

コタは売店に陳列されているそれを見ながら、「…おかあちゃん、これ、さわっていい?」としずしずと聞いてきた。

 

 

 

私が「ここにあるものはお店のものだから今は触れないけど、買ったらコタのものになるから、そしたら触っていいよ。今日はコタといっぱい遊ぶ日だから、コタの好きなもの1個買ってあげる。選んでごらん」と言うと、

 

 

 

コタはほっぺを真っ赤にしておずおずとそのお菓子を指さした。

 

 

 

私は「いいよ」とそのお菓子をコタに持たせ、「お店の人に下さいをしに行こう」と一緒にレジに向かった。

 

 

 

コタは「おねがいしまーす」とレジの人にお菓子を渡した。

 

 

 

 

 

 

こうしてコタはミニミニロープウェイを手に入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに喜んで…💛

 

 

 

 

 

 

その後、風が止んだのでまたテラスに出てみた。

 

 

 

 

 

 

コタはこのミニミニロープウェイがよっぽど気に入ったようで、本物のロープウェイを見ずに、ここで数十分「ぶおーん」とロープウェイごっこをして遊んでいた。

 

 

 

 

 

 

それから、

 

 

 

「ロープウェイくん、コタももってるよ。いいでしょー。おんなじー」と言いながら本物のロープウェイにミニミニロープウェイを見せてあげたり、

 

 

 

 

 

 

 

帰りも同じ赤いロープウェイに乗り、山麓駅で降りた時も、近くで見せてあげたり、

 

 

 

 

 

 

 

山麓駅のエレベーターにも見せてあげたり、

 

 

 

 

 

 

 

駐車場で待っていた我らの車にも見せてあげていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半は本物のロープウェイよりお菓子のミニミニロープウェイを慈しんでいる方が多かったが、コタなりにロープウェイを楽しんだようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も久々のコタとの外出で楽しかった♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前と比べてコタと2人の外出は本当に楽になった。

 

 

 

事前に予定を言えばかなり聞いてくれるし、急な予定変更(私のトイレなど)もちゃんと説明すれば聞いてくれる。

 

 

 

とんでもない癇癪は、外では無くなった。

 

 

 

これはかなりのストレス軽減である。

 

 

 

 

 

 

あとはオムツが取れれば言うことなしだなー。

 

 

4歳児のオムツ交換の場所はかなり難しい。

 

 

もちろんおむつ替えシートは使えないし、トイレの個室は替えるには狭いし、床汚いし。

 

 

だからいつもは車でサッと替えたり、外だったら木陰でサッと替えている。

 

 

こればっかりは、仕方のないことだから、仕方ないけどね。(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくコタが満足したようで良かった。

 

 

 

 

 

以上、楽しい北八ヶ岳ロープウェイ旅でした💛