普通ってなんだ?

2021-03-21

昨夜やっていたドラマ「モコミ」。

 

モノや植物、ぬいぐるみのトミーと会話ができる、主人公のモコミ。

しかし突然、モノたちの声が聞こえなくなってしまった。

不安がるモコミ。

 

それを家族に打ち明ける。

 

母親は、「それが普通だもんね」と、娘がモノと喋れなくなったことを安堵する。

 

モコミも、「22歳にもなってトミーと寝ている方が変だもん。これが『普通』だから」と自分に言い聞かせる。

 

彼女のおじいさんだけ、「普通ってなんだ?」と家族に問いかける。

 

しかし誰もその言葉を聞かない。

 

 

 

 

 

母親の、そして世間一般の言う『普通』に、早く慣れようとするモコミ。

 

だが怖くてたまらない。

 

 

「私にとっては、モノたちの声が聞こえるのが『普通』だった」―

 

 

「自分が自分じゃなくなった」―

 

 

 

 

 

私はこの母親のようにはなりたくないが、

気持ちが分かるところもある。

 

日本では、集団において異質なものははじかれる。

だから子どもが「普通」であって欲しいと願う。

その方が、苦しむことが少ないし、

周りから白い目で見られることもない。

 

 

 

 

 

でも、

それではいけない。

 

『普通』の枠にはめるのではなく、

子ども自身が思う『幸せ』に導いていく。

 

コタにはそれが必要。

 

コタだけじゃない。

下の子にも。

 

自閉症スペクトラムだ発達障がいだ定型発達だ関係なく、

本来そういうものだ。

 

 

 

 

 

 

モコミが、おじいさんのことが好きで、おじいさんに本音を言う気持ちがよく分かる。

 

型に囚われない生き方。

考え方。

きちんと相手を見ること。

相手の気持ちを知ること。

そのままを受け入れること。

 

 

 

 

 

私にできるかな。