自分が自分が

2020-09-24

コタは「自分が自分が」が強い。

異常に強い。

 

 

 

例えば、ベランダの鍵を閉めるとき。

 

コタがカラカラと窓を閉めて、私が何も言わずにキュッと鍵を閉めると、

「それ、コタちゃんがやりたかったのにー」と急に怒り出す。

その時すぐに鍵を開けてやらせてあげないと「やるのーーっ」と癇癪が始まる。

 

 

 

今日の療育のOTでも、先生が出した課題のおもちゃを自分の好きなように動かしたくて、先生が「まず先生がやるから、見てて」とおもちゃを触ったら、「じぶん、じぶん」と怒り出し、先生がコタの手を制したら「ぎゃーーっ」と奇声を上げた。

 

先生は上手だから、「じゃあ、この一つはやっていいよ。あとは先生がやるから。見ててね」とうまくコタの気持ちを納得させ、その後は無事に課題へ進めた。

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

この「自分が自分が」は、毎日毎日毎度毎度起こることなので、本当に辟易している。

 

もちろん、「少しだけやらせる、気持ちを代弁するなどで、コタを納得させる」という対処法は分かっている。

しかし、瞬間湯沸かし器の「ぎゃーーっ」は、本当に小さなことでちょくちょく起こるので、地味にしんどい。

 

 

 

このしんどさは、24時間この特性のある子供と接している人じゃないと分からないと思う。

療育の先生やリハの先生はプロだけれど、この子と一緒に生活をしていないと苦しさは分からないと思う。

 

 

 

 

 

 

ときどき、同じような特性の子を持つ親御さんと「大変ですよねえ」なんて語り合えたらな、と思う。

 

 

 

私は基本的に子供を介しての人間関係を積極的に作りたくないので、こう思う時は、本当に疲れているんだなあと自分で思う。