先日、とある商業施設へ行った。
ベビーカーを押し、コタとエレベーターに乗ろうとした。
エレベーターは混んではおらず、待たずに乗れた。
エレベーターの床には、ビニールテープで十字が貼られており、4つの仕切りが出来ていた。
ひとつの仕切りに、1グループで乗る、という密を防ぐコロナ対策だった。
右手前が空いていたので、そこに親子3人で収まった。
突然、コタの「じゃまだよー」という大きな声が響いた。
振り返ると、コタはエレベーターの真ん中にいた。
コタは「じゃまー」「もー」など、イライラしたように、何度か大声で言った。
コタの邪魔をしている人などいない。
そもそも、密にならないエレベーターだし、混んでいない。
それに、真ん中にいるコタが、人々の邪魔になっている。
私はまず、「コタが真ん中にいるからでしょ」と、コタを私の方へ寄せた。
そして、エレベーターを出た後、「コタ、『じゃま』 は良い言い方じゃないよ」と言った。
コタの言い方が感じ悪い言い方であり、ちょっと恥ずかしかったので、一緒にエレベーターを降りた人に聞こえるように、わざと大きい声で注意をした。
こういうところ、私は小心者なんだな。
普段、子どもがこんな言葉遣いをしていると思われたくない。
例え、それを聞いている人が二度と会わないような人でも。
コタが場にそぐわない行動(くるくる回る、横目で走るなどの常同行動)を普段からするので、
私は人の目をすごく気にするようになっている。
私の注意に、コタは「わかった」と言った。
しかし、
「じゃま」なんて言葉、どこで覚えたのだろう。
あ、でも、私家で言ってるな。
『コタ、そこどいて、じゃまだよ』
うん、言ってるわ。
私は大人だから家で使う言葉と外で使う言葉を分けられるけど、
子どもには難しい。
家の中の言葉遣いも気をつけなくては。
にしても、コタは言ってほしくないことを外でよく言うなぁ。
本当にハッとさせられる。
また同じようなことがあったら、
「そういう言い方は、良くない言い方だよ」とはっきり伝えて、
別の言い方(「じゃま」だったら、「いっぱい人がいるね。大変だね」など)を教えればいいかな。
それと、
もしかしたら、いつも市役所で、誰もいないエレベーターに乗っているから「じゃま」だと言ったのかな?
あり得るな。
ああ…。
子どもを育てていると、
毎日の何気ない生活でも、
考えることが尽きないものだなあ。