先日、自閉症スペクトラムのお子さんを育てている、あるお母さんのYouTubeを見た。
産まれてからのお子さんの様子やご自分の気持ちなどを、丁寧に語っているVTRだった。
内容はもちろん、お母さんが笑顔で穏やかにお話しされている姿が印象的だった。
最近の私は、気持ちがとても不安定だ。
1日に何度も泣いていて、そうかと思ったら、雪見大福を食べておいしいと思ったり、
「消えたい」と思っていて、しばらくしたら、アンタッチャブルの漫才を見て笑っていたり。
気持ちがぐちゃぐちゃ。
そんな中、
とても心が重くて暗くて、
夫に「死にたい」と言ってしまった日。
何かにすがるように、YouTubeで自閉症スペクトラムの動画を片っ端から見た。
そこで見つけた、そのお母さんの動画。
お子さんは今6歳なのだそうだが、
その子が2~3歳の時の様子をお母さんが話していて、
お母さんが当時感じていた思いが、今の私と一緒だった。
―ここに、おんなじ思いをしている人がいる。
それだけで、
たったそれだけのことで、
パラ、パラ、と
心の棘が抜け落ちていくのを感じた。
そして、
そんなおんなじ思いをしている人が、
こんなに笑顔で、こんなに穏やかにお話をしている。
そのことに希望を感じた。
私もいつか、あんな風に穏やかに笑える日が来るのかな―。
ゆるやかに、
死にたかった気持ちが、ほどけていく。
そのお母さんのYouTubeにはコメント欄が無いので、直接お伝え出来ないのだが、どうしても言いたい。
朝陽君のお母さん、
YouTubeをあげてくれて、ありがとうございます。
私も、もう少し頑張ってみます。