おんなじ気持ち

2020-11-26

先日、自閉症スペクトラムのお子さんを育てている、あるお母さんのYouTubeを見た。

 

産まれてからのお子さんの様子やご自分の気持ちなどを、丁寧に語っているVTRだった。

 

内容はもちろん、お母さんが笑顔で穏やかにお話しされている姿が印象的だった。

 

 

 

最近の私は、気持ちがとても不安定だ。

1日に何度も泣いていて、そうかと思ったら、雪見大福を食べておいしいと思ったり、

「消えたい」と思っていて、しばらくしたら、アンタッチャブルの漫才を見て笑っていたり。

気持ちがぐちゃぐちゃ。

 

 

そんな中、

とても心が重くて暗くて、

 

夫に「死にたい」と言ってしまった日。

 

 

何かにすがるように、YouTubeで自閉症スペクトラムの動画を片っ端から見た。

 

そこで見つけた、そのお母さんの動画。

 

 

お子さんは今6歳なのだそうだが、

その子が2~3歳の時の様子をお母さんが話していて、

お母さんが当時感じていた思いが、今の私と一緒だった。

 

 

 

―ここに、おんなじ思いをしている人がいる。

 

 

 

それだけで、

 

たったそれだけのことで、

 

パラ、パラ、と

 

心の棘が抜け落ちていくのを感じた。

   

 

 

 

そして、

そんなおんなじ思いをしている人が、

こんなに笑顔で、こんなに穏やかにお話をしている。

そのことに希望を感じた。

 

 

 

 

私もいつか、あんな風に穏やかに笑える日が来るのかな―。

 

 

 

 

ゆるやかに、

 

死にたかった気持ちが、ほどけていく。

 

 

 

 

 

そのお母さんのYouTubeにはコメント欄が無いので、直接お伝え出来ないのだが、どうしても言いたい。

 

 

 

朝陽君のお母さん、

YouTubeをあげてくれて、ありがとうございます。

私も、もう少し頑張ってみます。