1ヵ月ほど前の話。
お風呂の時間の前に、コタがうんこをした。
もちろんオムツにである。
ちょうどお風呂に入るところだし、うんこ出たなら気持ち良くお風呂に入れるのでちょうど良かったねと、夫はコタをお風呂に誘った。
しかし、こういう時に限って、コタはお風呂に入りたがらない。
夫「コタ、風呂入るぞ。お尻洗うぞ」
コタ「はいらないーっ」
夫「お尻カイカイになっちゃうよ」
コタ「まだーっ」
夫「早く洗って、一緒に湯舟で遊ぼうよ」
コタ「あらわないーっ」
夫「お尻にうんこいるんだよ?」
コタ「まだなのーっ」
石より硬い一本グソを誇るコタ。
うんこオムツを携えたそのお尻は、ズボンの上からもこんもりとしているのが分かる。
さぞかし立派なのが出たご様子。
ぎこちないコタのガニ股。
そしてゆっくりと部屋に充満していくうんこ臭。
それから5分ほど、
コタと夫の「入る」「入らない」の攻防は続いていたが、
いよいよしびれを切らした夫は、
「いいわ、俺は先に入る。いいよコタ。そのままうんこ突き刺してな」
と、風呂場へ消えて行った。
その後、2人がどう仲直りしたかは覚えていないのだが、
「うんこ突き刺してな」という初めて耳にする文言は、
この先、二度と耳にしないであろうこの文言は、
今も私の耳と心に、しっかりと刻まれている。