コタは来年度、年少さんで就園予定だ。
私たちは今年の10月にこの地に引っ越してきたのだが、引っ越しの際、一番の不安はコタの保育園のことだった。
なので、引っ越し前に役場の人に相談をして、保育園の見学や、園長先生にコタの特性のことや加配について話をさせてもらっていた。
役場の人は親切で、保育園の理解もありそうで、ここでなら安心して子供を預けられそうだと感じた。
また、子どもの少ない自治体であり、待機児童がおらず、希望する保育園にはほぼ確実に入れるとのことで、それも安心材料の一つだった。
そして先月末、保育園に入園申込書を提出し、役場で加配申請をした。
加配もおそらく通るであろう、と保健師さんが言っていた。
なので、「保育園」自体の心配はほとんど無い。
今、私たち夫婦が頭を悩ませているのが、併行通園のことである。
週1回位で保育園を休み療育に通う「併行通園」か、
はたまた「保育園一本」で行くのか。
そもそも併行通園はどうやって決めるのだろうか。
親が決めるの?
療育の先生や主治医の先生の勧めがあるの?
保育園から言われるの?
どういう手続きがあるの?
分からなかったので、療育の先生に聞いてみた。
療育の先生は、コタの3ヶ月に1度の病院の診察がもうすぐあることから、
「まず主治医の先生に相談してみて、親御さんが併行通園をご希望だったら、相談支援専門員(※)さんに連絡して下さい」と言った。
(※)「相談支援専門員」とは、コタと療育施設の橋渡しをしてくれる人。
1歳半のコタが病院の先生から療育を勧められたときに、まず自治体の保健師さんに連絡をし、保健師さんが相談支援専門員さんを紹介してくれた。
相談支援専門員さんがいくつかの療育施設を紹介してくれ、こちらが通いたい施設を決めたら、関係者で会議を開き、目的や通う頻度を決めた(『サービス等利用計画書』の作成)。
通い始めた後は、3ヶ月に1度コタの様子を聞き、コタの成長に合わせた新たな利用計画書を作成してくれる。
私は、療育の先生に言いにくいことや、今の施設は合わないんじゃないかと思ったとき、すべてこの相談支援専門員さんに相談していた。
ちなみに、引っ越した後も同じ療育施設に通っているため(引っ越し先が隣の自治体なのでギリギリ通える範囲だった)、相談支援専門員さんも引き続き同じ方が担当してくれている。
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つまり、併行通園するか否かは『親が決めていい』らしい。
療育の先生は、コタが『併行通園をした方がいいか、しなくてもいいか』は答えてくれなかった。
助言のようなものすら無かった。
そういうのは言っちゃいけない決まりなのかな?
普段コタを見てくれている先生の目から見て、どちらが最適か教えてほしかったのだけれど…。
また、療育の先生は「併行通園を希望する子が多く、去年療育を卒園した子もほとんど併行通園で通っている」と言っていた。
…ううむ、
まあ、
私から見て、コタは「胸を張って療育を卒業できる状態」だとは思えない。
だから、きっと、併行通園の方が良いのだろう。
他の子も大多数がそうするんだし。
併行通園の方が安心だな…。
次回の診察で主治医の先生のご意見を伺うが、すでに私の気持ちは併行通園に傾いていた。
≪つづく≫