癇癪の後のお夕飯おわり。
コタは食卓で、マヨネーズのケースを東京駅に見立て、電車のおもちゃを動かして遊んでいた。
私は、マヨネーズのケースが汚れていたので、コタが別のところを見ている隙に、マヨをさっと持ち上げてさっと拭いてさっと同じところに戻した。
するとコタは、
戻ってきたマヨネーズを見て「こうじゃない。おかあちゃん、こうしないで!」と泣き出した。
どうやら、私がマヨを持ち上げたことにより、中に2/3くらい残っていたマヨネーズの形が変化してしまったらしい。
私は「ごめんね」とすぐに謝った。
夫が「ほら、お母ちゃん、謝ってるよ」と間に入ってくれたので、コタはすんなり許してくれた。
あぶないあぶない。
プチ癇癪で済んだ。
良かった良かった。
ホッとしたとたん、じわじわ可笑しさがこみ上げる。
「こんなマヨの微妙な変化もだめなの?この子、地雷埋まりすぎじゃん」
夫と私は、しばらく笑いが止まらなかった。