コタは最近よく鼻くそをほじって食べる。
「鼻くそはばっちばっちだよ。食べたらお腹痛くなっちゃうよ」と言って止めさせようとしているが、
鼻くその味を覚えてしまったコタは、なかなか食べるのを止められない。
食べるのを止められないのなら、大元のほじるのを止めればいい。
そう思い、コタがほじっているのを見る度に注意をする。
が、そう簡単には止めてくれない。
まあ、それもそのはず。
夫も私も、日常的に鼻くそをほじる。
そんな両親をコタはいつも見ているんだもん。
止めるわきゃないよね。
なにゆえ吾輩だけ止めねばならぬ。
内心そう思っているであろう。
まず、大人達の行いを悔い改める必要がある。
(念のため。
夫も私もただほじるだけです。
ほじって終わりです。
食べてはおりません。)