数日前にブログに投稿した「自分ルール」。
そこでコタの脳内シナリオのことを書いた。
そのシナリオ、
今日、最新版に変わってしまった…。
おままごとをしている時、コタが、
「おかあちゃんがね、〇×■△でね、むこうでね、△◆してね、妹ちゃんがね、△□?¥●◎だからね、みるくをね、ないよーってね、妹ちゃんのみるくがね、あれーって、いってね、そしたらコタがね、〇×△♨◆?◎だからね。じゃあ、そうやってみて」
と言った。
…ほぼ何を言っているか分からん。
唯一聞き取れた『妹ちゃんのミルク無いよー』を頼りに、
「あれー?コタ、妹ちゃんのミルク、どこいったの?」と言ってみた。
すると、コタは下唇を突き出し、みるみる涙目になり、
「ちがうーっ!」と泣き出した。
しまった。ミスった。
コタ「おがあちゃん!ちがうの!」
私「ごめんねコタ。聞き取れなかったの。もう一回教えてくれる?」
コタ「おがあちゃん!あそぶの!あそんでよー!」
私「うん、遊ぼう。遊びたいから、もう一度教えてくれる?」
コタ「おがあちゃん!おがあちゃん!あそぶ!」
私「(ダメ元で)あれー、ミルクどこいったのかなー?」
コタ「ちがう!ちがうの!!ちがう!ちがう!ちがう!」
私「ごめんね、もう一回教えてほしいな」
以下、エンドレス。
こうなったらもうお手上げだい。
コタよ。
お母ちゃんだって君と遊びたいんだぞ。
落ち着いてシナリオを説明しておくれよ。
そんなこんなしていたら、夫が帰ってきた。
私はお夕飯の支度のため、夫に子守をバトンタッチ。
私は夫に「セリフ間違えた」とだけ言った。
夫は「了解」と苦笑いをした。
台所で聞いていたら、数分でコタの泣き声が止んだ。
おお。すごい。
夫よ、セリフを当てたのか?
あとで夫に聞いてみると、
夫は、「セリフ分からんし、説明してくれなかったから、ほがらかに無視をした」と言った。
声をかけることもせず、
なだめることもせず、
怒った顔もイライラした顔もせず、
コタを見ずに、
ただとなりで、
ほがらかに無視をした、と。
「しばらくしたらコタは落ち着いてきて、そばに寄ってきたから、声をかけずに頭なでなでしたりお腹さすさすした。そしたら別の遊びをし始めた」
と、夫は鼻を膨らませながら成功体験を語った。
最後に、「ほがらかに、が大事やな」とドヤ顔で締めた。
なるほど。
「ほがらか」であることは確かに重要ポイントかもしれない。
コタは私の些細な表情の変化を敏感に感じ取る。
特に、イラッ、ムッ、などのマイナスな感情。
それに、私はへの字口で、無表情だと怖い顔になってしまう顔の造形である。
OTの先生に「癇癪の時は構うと逆効果」と言われており、それに倣って無視はしているのだが、どんどんコタがヒートアップしていくので私の無視の仕方は逆効果なのではないか、と悩んでいた。
でも、『ほがらかに無視』なら、なんだか出来そうな気がする。
怖い顔にならない気がする。
心掛けてみよう。
にしても、夫はこういうのが上手いんだよね。
「ほがらか」と言うより、
「ぼーっとしている」ような、
「まあええやん」と言う感じ。
まあええやん、なんとかなるやろ。
こういう彼のスピリットに、私は時々とても助けられる。