先日、下の子の10ヵ月健診があり、子育て支援センターへ行ってきた。
コタを夫に任せ、久しぶりの母娘2人での外出だった。
身体測定と医師の診察を終え、保健師さんとの面談の時間。
下の子の担当の保健師さんは50代後半くらいの方で、初めて会う方だった。
保健師さんに、「○○(下の子)ちゃんと、児童館や子育て支援センターなどに遊びに行っていますか?」と聞かれたので、
「いえ。上の子の療育の付き添いと、上の子の好きな電車の見える公園に一緒に連れて行くのが多くて、この子のための外出はほとんどありません」と答えた。
その流れで、コタの療育の話になった。
私は、今日は下の子の健診だし、コタのことは話したくなかったのだけど、聞かれてしまったから仕方がない。
簡潔にコタのことを説明した。
すると、コタの保健師さんは大きく何度か頷いて、「私の話になってしまうのだけど…」と話し始めた。
「私の子も障害があってね。
もう大きくなったんだけどね。
うちも電車が好きだったんですよ。
色んな駅に行って、一緒に電車を見に行って。
ほら、このへん田舎でしょ。
駅員さんにちょっと見せてくださーいって言えば、ホームに入れてくれたり、乗せてくれたりしてね」
…この方のお子さんも障害があるんだ…。
私は、にこにこと話す保健師さんを見た。
保健師さんは、
「今は、好きなことを思う存分やらせればいいと思うの。
自分はそうやってきて、今から思えば、そうして良かったと思う。
だから、電車の公園に一緒に行くのは、すごく良いことだと思う。
嫌なことはね、そんなにやらなくていいのよ。
思う存分、楽しいことをやらせてあげて。
今は育てにくくて辛いけどね。
お母さん、それでいいのよ。
自信を持って」
と、言った。
久しぶりに、
心が軽くなった。
その後、下の子には申し訳ないが、私はコタの話ばっかりしてしまった。
あの保健師さんとお話が出来て良かった。