先日、運転中に何気なく聞いていたNHKのラジオで、
「子どもの遊びの専門家?(アドバイザー?)」という方が話していた。
参考になりそうなお話がいくつかあったので、メモをしておこうと思う。
①子どもが、「ティッシュを無限に出すなどの(大人からしたら困った)遊び」をすることについて。
大人から見たらイタズラをしているように見えるが、子どもにとってはいたずらではなくて興味。
悪気があってやっているわけではない。
なので、いきなり叱っても、子どもは何で叱られているか分からない。
「出したかったのね」とまず気持ちを受け止め、
それから「でもね、出しちゃうと、もったいないよ」などと注意をする。
専門家の方は、「まあでも、ティッシュを全部出されたからと言って絶望するほどのことではないですよね」と笑っていた。
確かにそうだ。
ティッシュ出されても死にゃあしないし、
出されたティッシュはスーパーの袋にでも入れておけばいいんだし。
このティッシュ出しの話を受けて、
視聴者の投稿で「うちの子はほっといたら4箱でピタッと止まった。やりきって満足したからかな」というのがあった。
1回、親は腹をくくって、子どもが飽きるまでとことんやらせちゃうのもいいかも。
似たような話で、我が家でも、コタが台所の引き出しから蒸しぱんの元の箱を全て出してしまう。
コタはそれを並べて電車ごっこをするのが好きなのだ。
でも私は食べ物で遊ばせたくないので、コタが箱を出す度に叱っている。
これも、大人の都合と言えるかな。
コタにとっては、電車に見立てるのに丁度いい箱を自分で見つけたから、それで遊んでいるだけなんだもんね。
コタの気の済むまで蒸しぱん電車で遊ばせてみるか。
そしたらいずれ飽きるかな。
②親が子供と遊ぶ気力が無い時は、どうしたらいいか。
子供が満足するまで一緒に遊ぶ、というのはとても大切なこと。
しかし、親が苦痛になるまでやる必要はない。
親はエンターテイナーではないから。
なので、毎日頑張らなくて良い。
「今日はとことん遊ぼう!」など、日や時間を区切って思いっきり遊ぶ時間を作ればよい。
③絵本
子どもにとって、絵本は世界の図鑑。
絵本を入口に世界を学ぶ。
読み聞かせの仕方として、絵本とリアルを結びつけるとメリハリがあってよい。
例えば、
絵本にトマトが出てきたら、一緒に冷蔵庫に行き、実際にトマトを見せて、触らせ、においをかがせる。
「柔らかいね」「赤いね」「まるいね」「さわやかなにおいがするね」と感じたことを言い合う。
絵本とリアルがつながり、絵本の先に色んな世界が広がっているんだ、ということを学ぶ。
④正直に言う。
親と子で絵本の好みが分かれたら、正直に子供に言って良い。
「お母ちゃんはこの絵本○○だからあまり好きじゃないんだ。親子でも、ひとりひとり、好みが違うんだね」と。
また、疲れている時も「お母ちゃん今疲れているんだ」と子どもに言って良い。
④粘土遊び
粘土遊びは、頭と体を使う良い遊びである。
小麦粉粘土もおすすめ。
(小麦粉に水を足していって、粘土を作っていく遊び。水の量を調整して、自分好みの固さの粘土を作る)