注:ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。(Wikipediaより)
数日前からコタがスーパーや商業施設でやり出した、危ないことがある。
コタはいつも、ベビーカーを押す私の横を歩いている。
多くの時は大人しく歩いている。
しかし、突如気分が乗ってくると、
小走りになり、向こうから歩いて来る人のすれすれをびゅんっと通り抜けていくのである。
コタは私の前方に出るので、私からコタの顔は見えないが、
多分横目になっているだろう。
すれすれを横目で楽しんでいるのだろう。
大人はコタの突進に気づいて止まってくれる。
(※本当にありがたいです。申し訳ないです。)
止まってくれれば、コタはすれすれを行きたいだけだからぶつからない。
でも、相手がお子さんだったら、ぶつかってしまうかもしれない。
コタは小走り程度の速さだが、相手が大ケガしてしまう可能性だってある。
もちろん私は、コタが走り出したら即手をつなぐ。
ただ、ベビーカーを押していると、パッとつなぐのが難しい時もある。
そんな時は、
「コタ、前から来る人に向かって行くと、ぶつかって、みんなイタイイタイになっちゃうからね」
「お母ちゃんの横を歩こう」
「道のはじっこを歩こう」
などの声かけを行う。
しかし、コタは言われた数十秒だけは止めるが、我慢できずに走り出そうとしてしまう。
やや効果的なのは、「走るなら、今日はもう帰るよ」と言う脅し(?)。
コタは「もうやりません、もうやりません」と泣き顔になり、しばらく止める。
だが、数分後にやり出す。
数十秒止めるか、数分止めるかの違い。
しかも、この脅し(?)は、頻繁に繰り返すと癇癪が始まる。
「いやーっ!」て手をバタバタさせながらの泣き叫び。
外での癇癪は、親の精神が削られる。
なので、
コタが走り出しそうになったら、
「コタ、お茶飲む?」
「エレベーター乗ろっか」
「エスカレーター見に行ってみようか」
という、コタの興味を引く声かけをして、コタの気を紛らわす。
そうして、すれすれ遊びを忘れさせる。
これが、今のところ一番お互いが辛くない方法だと悟った。
題して、「なあなあ作戦」である。
それにしても、
外出先で、どんなに私が気を付けて見ていても、
コタは突然「キュイーン」と言いながら走り出すから、
本当に気が抜けない。
結局は、
スーパーや商業施設では、ベビーカーを使わないのが一番安全なのかな。
片手はコタと手をつなぎ、
下の子は抱っこひも。
もう片方の手は商品カゴで、
荷物はリュック。
…うん、
ネットスーパーにするか…。
あ。
「お母ちゃんの隣を歩いてくれて嬉しいな」などの、「褒め褒め作戦」も良いかもしれない。
(「のせのせ作戦」?もしくは「持ち上げ作戦」?)
他に良い案をお持ちの方、ぜひ教えてください。