未就園児コタの、「ほいくえん、いきたくない」問題。
コタにどういう対応が適切かは、
来月の療育のOTと、病院のリハビリ診察時に相談しようと思うが、
…来月まで気になって待てない。
もし、またコタに「ほいくえん、いきたくない」と言われたら、どう返せば良いのだろう。
私はそのヒントを求め、インターネットで、『発達障害の子の保育園(幼稚園)行き渋り』を扱っているサイトをいくつか調べてみた。
その結果、
いくつかのサイトに共通して書いてあったのは、『共感』だった。
今まで私は、
コタに「ほいくえん、いきたくない」と言われた時、
「保育園、楽しいよ」
「お友達と遊べるんだよ」
などと答えていた。
コタはそれを聞き、「いきたくないー」と泣き出していた。
だから、私はなんとか保育園が楽しい場所だと分かって欲しくて、
「行ったら楽しいから」
「おもちゃもいっぱいあるよ」
「行ってみようよ」
「保育園行けるの、かっこいいなー」
と、
どんどん『保育園は素敵アピール』を重ねていった。
そしてコタは号泣。
私はそれ以上何も言えなくなり、
コタが泣き止むのをただ待つ―。
なんともお粗末な対応であった。
つまり、私はコタを『説得』していたのだ。
なんとかコタに「うん」と言わせようとしていた。
でも、大切なのは『説得』ではなく『共感』だと言う。
「そっか。コタは嫌なんだね」と、気持ちを受け止めること。
自分の気持ちを受け止められたら、子どもは安心する。
まずそれが大事らしい。
「楽しいよ♪」や
「行こうよ♪」や
「頑張ろうね♪」等の声かけは、
ポジティブで良さそうだが、
子どもにとっては単にプレッシャーなだけなのだ。
私はサイトを読みながら、(わかるわかる~)と何度も大きく頷いていた。
私が療育に行くのが嫌で、夫に「行きたくないな」とこぼした時、
夫は「分かる。しんどいよな」と言ってくれた。
それだけで気持ちが楽になったものだ。
もしそこで夫に「でもコタのためになるんだから。頑張ろうよ」と言われていたら、
私を鼓舞するための言葉でも、きっと私は追い詰められていただろう。
『説得』ではなく『共感』。
まず、この声かけでやってみよう。
余計なことは言わずに、
「そうなんだね、嫌なんだね。分かるよ。言ってくれてありがとう」と。
この『共感』や『気持ちを受け止める』は、
本当に子育ての基本なんだなーと、
改めて私は思った。
あと、この例はサイトには載っていなかったが、
「なんで、ほいくえん、いかなきゃいけないの?」
には、どう答えるべきかしら。
私は今まで、「お兄ちゃんになったから行けるんだよ」など、ぼんやりとした答えをしていたが、
もちろんコタは納得していなかった。
コタに「集団生活を学ぶためだよ」と言っても、きっと分からないだろうし。
子どもの気持ちに寄り添うのなら、
「ゆっくりでいいんだよ」とか?
「行きたくなったらでいいんだよ」とか?
でも行きたくなる時が来なかったら困るな。
難しい。
何か良い言葉がないかしら…。
もし、お子さんにこう聞かれたことがある方がいらっしゃったら、
「うちではこう答えたよー」など、教えて頂けたら嬉しいです。
それにしても、
『発達障害のある子どもは、その特性から集団生活が困難なことが多く、
ストレスを多く抱えてしまうため、保育園(幼稚園)に行きたがらない子が多い』
と、色んなサイトに書いてあって、
以前、病院のリハビリの先生に言われたことを思い出す。
先生は、「集団生活に入ってからが大変だからね」と言っていた。
だんだん、
それが現実味を帯びてきたなぁ。