本日の療育園での出来事。(3歳5ヵ月)
コタは行きの車で何か変だと勘付いたらしく、夫は素直に療育に行くことを白状したらしい。
「療育に行くよ」ではなく、「療育に遊びに行くよ」という言い方で。
当然、コタは「やだ」と拒絶したようだが、
夫は「何もしなくていいよ」「見るだけでいい」と、コタを説得した。
そしてコタは、特に癇癪を起すこともなく、すんなり園に入れた。
こういうの、夫はうまいんだなあ。
落ち着いた声で、
コタを焦らさずに、
不安にさせずに。
私の場合は、「またか」と思ってしまい、イライラが顔と声に出てしまう。
そして、そんな私を見てコタは泣いてしまう。
家を出る前は「おおらかに行こう」と自分に言い聞かせるのだが、
その場に行くと、どうしても思った通りにいかない。
もっと、でーんと、大きく構えることがどうして出来んのかね、私。
これからの全てのコタ関係のこと、
まるっと夫に任せたほうがうまくいくんじゃないかな、と本気で思う。
幸い、来年度の保育園の送り迎えは夫が担当する。
私は、今までの療育の通園と一時保育の通園の大変さから、「通園」と聞くだけで憂鬱になってしまっていた。
だから、夫が「送り迎え、俺やるで」と言ってくれたことに、ものすごくホッとした。
夫は大変だろうけど。
でもきっと、ゆるゆると、うまくやるんだろうな。
えーと、
話を戻して、療育でのこと。
夫によると、
・朝の会や体操は、やりたいことだけやっていた(鈴をならす、など)。
でも「見るだけでいい」と約束して連れてきたのだから、問題無し。
・ウロウロ動き回ることは無かった。
椅子には座れなかったけれど、とと椅子(夫の膝)には座っていられた。
・他のお友達と、仲良く走り回って遊んでいた。
・STの課題もしっかり出来た。(後半は飽きたようだけど、よく頑張った)
・お昼ご飯の巻き寿司は、周りのごはんを食べた。
人参と大根も少し食べた。
・癇癪を起こすことなく過ごせた。
←これは夫の功績。
夫曰く、「上出来や」とのことだった。
話を聞いていて、私も上出来と思った。
午後は電車の見える公園に行き、ご褒美に、ぶどう野菜ジュースと新しいアンパンマンチョコをあげた。
いつものアンパンマンミニミニチョコではなく、アンパンマンチョコだ。
ちょっと大きめ。
これにはコタも大喜びだった。
私は何度も「コタ、療育いっぱい頑張ったね」と褒めた。
コタはその度に、「コタねえ、りょういくでね、がんばったの」と嬉しそうに繰り返した。
お夕飯の後、夫は言った。
「コタは、他の大多数の子が楽しいと思うことを楽しいと思わないみたいやね。やっぱり、『普通』ではないね」
コタが、保育園やその後の小学校など、他の子より多くのストレスがかかるであろうことが容易に想像できる。
可哀そう、という言葉は使いたくないが、
大多数の子が感じなくていいストレスを感じてしまうであろうコタを、可哀そうに思った。
夫とコタが療育に行っている午前中、
私は録画しておいたドラマ「モコミ」の1話を見ていた。
夫とコタのことを話しながら、そこに出てくる主人公の母親を思い浮かべた。
コミュニケーションが苦手で、不登校の過去があり、人とは違う感性を持つ主人公の女の子。
ヒステリックで思い込みが激しく、世間体を気にして、知らず知らず娘を追い詰めている母親。
私は、少しその母親と重なる部分がある。
思い込みが激しいところとか、人の目を気にするところとか。
自分で分かる。
コタを追い詰めてしまわないか、今から不安。
でも、
夫と2人で育てていけば大丈夫かな。
夫がやった方がうまくいく場合は夫で、
私がやった方が良い時は、私が出る。
5:5の割合で出来たらいいな。
1人じゃ無理。
絶対に無理。
コタを枠に当てはめないように。
追い詰めないように。
色んな生きる道がある。
コタの気持ちを聞く。
そして理解する。