こわい

2021-02-27

1歳になったばかりの下の子は、コタとのおもちゃの取り合いなどで怒った時に、「あ゛ーっ!」と叫び声をあげて抗議をする。

 

下の子に「あ゛ーっ」と叫ばれると、コタは泣いてしまう。

 

叫ばれただけなのに。

おもちゃを取られたわけではないのに。

 

 

 

 

なぜ泣くのか理由を聞くと、

コタは、「こわい」と言った。

 

 

 

 

なので、

私は下の子が叫ぶたびに、

 

「妹ちゃんは怒ってるだけだよ。

まだ喋れないから、あーって叫んでいるんだよ。

大丈夫、怖くないよ。

赤ちゃんだもん」

 

と、コタに説明をしていた。

 

 

 

 

しかし、

コタは毎回泣く。

 

 

 

 

なので、アプローチを変えてみた。

 

 

 

 

『怖い』という思いは、こちらがいくら「怖くないよ、大丈夫だよ」と言っても仕方がない。

 

 

 

 

私は、

 

「コタは怖いんだね。

じゃあ、次から妹ちゃんが『あ゛ーっ』て言ったら、お母ちゃんのところにおいで。

妹ちゃんはお喋りの練習をしているんだよ。

なんて言っているか教えてあげる。

今の『あ゛ーっ』は、お兄ちゃんのおもちゃ触りたいなあって言ったんだよ」

 

と、言うことにした。

 

 

 

 

題して、【下の子の『あ゛ーっ』をいちいち通訳する作戦】である。

 

 

 

 

 

 

作戦遂行初回。

 

コタは泣かなかった。

 

 

 

これからどうなるだろう。

 

 

 

このまま怖い思いが消えると良いが。