考え方の違い

2021-06-11

2021年4月

 

 

入園式前の保育園見学に行った日のお夕飯時、夫に加配の先生の印象を話した。

 

「優しそうな先生だった」と私が好印象を持ったことを伝えると、夫も安心した様子だった。

 

そして、「やるべきことは全てやったから、あとはもう先生達に任せるしかないね」と話した。

 

 

 

 

 

話が一段落した後、

私が何気なく「加配の先生、(コタの世話)大変だろうな…」と呟いたら、

夫は「いや、楽しいやろ」と言った。

 

 

 

 

 

もちろん私もコタと遊ぶのは楽しいが、それ以上に大変さの方を先に思う。

 

 

 

 

 

考え方の違いだな、と思った。

 

 

 

 

 

この違いは埋まらないし、埋める必要も無いと思うが、

時々、この気持ちを分かり合える人と「そうだよね~、大変だよね~」と愚痴ってみたくなる。

 

 

 

療育ではそういう保護者の方には会えなかった。

先生たちもとても優しかったが、なんか違う。

本心は言えない。

何故なら、前向きでいなければいけないから。

「前向きなお母さん=良いお母さん」というプレッシャーがあった。

 

 

 

 

 

出産時の事故とか、

ちゃんと産んであげられなかった罪悪感とか、

療育が苦しくてたまらなかったとか、

子どもの特性に嫌悪を抱いてしまったことへの罪悪感とか、

 

 

きっと、

 

私と同じ気持ちを持っている人、

コタと同じような特性の子どもを持っている人、

私と同じような経験をした人以外は、分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

この頃の私は、

 

こうやって周りに壁を作って、どんどん良くない方へ向かっていた。