2021年4月13日
朝。
夫は、保育園での別れの際に「コタとの約束の通り納得するまで一緒に居る」か、「先生の言う通りさっと行く」かを、一夜明けても迷ったままであった。
やはり「先生と相談しながら、コタの様子を見て決める」のが最善策だろう。
一方のコタは「ほいくえん、いかない」と半べそだったが、癇癪を起すことも無く車に乗り込んだ。
昨日のことはそこまで引きずっていないようなので安心した。
9:15頃、送りを終えた夫がいったん自宅に戻って来た。
今日は「前もって『9時になったらとと行くね』とコタに伝えておいて、9時になったらさっと出て来る作戦」にしたようだ。
なるほど。
「約束型」と「さっと型」の中間策か。
コタはずっと、「いかないで」と泣いていたとのこと。
これはもう仕方がない。
「あとはコタの頑張り(切り替え)と加配の先生のフォローに任せよう」と夫と話した。
時計は今9:20を指している。
コタはまだ泣いているかな。
もう泣き止んで遊んでいるかな。
どうにも泣いている姿が目に浮かんでしまう。
さて。16:30のお迎えの時間。
園庭で加配の先生と遊んでいたコタは、私に気が付いて「さみしいよー」と抱きついてきた。
ひゃっほう。可愛いやないかー。
加配の先生に朝の別れの後のことを聞くと、涙は出るが切り替えはできているとのことだった。
周りの状況を理解しているようだ。
また、園では加配の先生が間に入り、お友達とも遊べているとのこと。
もちろんやりとりは出来ないが、同じ空間に居られるようになったらしい。
すごいなコタ。
入園式ではお友達が近くに来ただけで泣いていたのに。
次は、昨日コタが癇癪を起してしまった下の子のお迎え。
今日は下の子の先生と話をする前に、コタに「妹ちゃんの先生とお話したいから、少し待っていてね」と伝えた。
するとコタは、私が話している間ちゃんと静かに待っていてくれた。
すごいなあ…コタ。
帰りの車の中。
コタは、
「コタね、ちょっとないちゃったの。とと、いなくなって、さみしいの」
と、朝のことを振り返っていた。
寂しかったよね、コタ。
頑張ったね。
お母ちゃんなんだか涙が出そうだよ。
≪保育園に慣れるまで(4/14 保育園8日目)≫に続く。