併行通園か、保育園一本か。⑨

2021-07-09

このシリーズはいつまで続くのだ?という声が聞こえてきそうであるが、もうちょっとで終わるのであと数回だけご辛抱ください。

 

 

 

 

 

 

 

2021年6月某日

 

 

 

 

 

私は相談支援専門員さんに電話をした。

 

 

 

併行通園か否かについては、社会福祉士さんや保育園の園長先生の意見を聞き、私たち夫婦の意見は「療育を退園する」でほぼ決まりかけている。


今回は療育を辞めた後の相談が主である。

 

 

 

 

 

まず相談支援専門員さんは、私たちの決断を支持してくれた。

 

「自由な保育園でのびのび遊べてコタ君に合っているので、保育園一本で大丈夫だと私も思います」と言ってくれた。

 

 

 

 

 

続けて、「…ただ、もし1年後などに療育を再開することになったら、同じ施設でも待ちがあります」と申し訳なさそうに言った。

 

 

 

私はそれはそうだろうと思っていたし、そうだとしても今療育を辞めることへの決心は揺らがない。

 

今のコタを見ることが大切だから。

 

 

 

私は「分かりました。その時は待ちます」と言った。

 

 

 

 

 

そして相談支援専門員さんは、

 

 

 

「療育を辞めると私とのつながりはここで終わりますが、もし再開するなら私の事業所に電話をください。

 

私はコタ君の経緯を全部知っているので、相談に乗りますし、繋げやすいと思います。

 

再開しなくても、困ったことがあったらいつでも電話してくださいね」

 

 

 

と言ってくれた。

 

 

 

 

 

そして放課後デイについては、「(開始する)1年位前から動き出すといい」と教えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

私は「明日療育施設に退園の電話をします。今までありがとうございました」とお礼を伝え、晴れ晴れとした気持ちで電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

みんな優しいなあ。

 

 

 

仕事だからと言えばそうなんだけど。

 

 

 

 

 

ありがたいなあ。

 

 

 

それしか言葉が出てこない。

 

 

 

ありがたいなあ…。

 

 

 

 

 

 

 

≪あと少し続く≫