コタの絶望② ~解決編~

1ヵ月前の9月半ば、コタがこんなことを言って絶望していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【2021 9/16ブログ『コタの絶望』より】

 

 

 

 

コタ「(暗い顔で)ぼく、まだ4さい?」

 

 

私「うん、4歳だよ。こないだ4歳になったばっかりだね」

 

 

コタ「…ぼく、まだ4さいだから、ケンタくん(保育園の同じクラスのお友達)になれないんだ…」

 

 

私「ん?コタはケンタ君になりたいの?」

 

 

コタ「…なりたいの」

 

 

私「どうしてケンタくんになりたいの?」

 

 

コタ「…でもね、コタはまだだんごむしだから、ケンタくんになれないんだ…。はあ…(深いため息)」

 

 

 

 

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先ほど、

 

 

なぜコタがケンタ君になりたかったのかが判明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月の4歳のお誕生日の時、プラレールのパンダ列車と成田エクスプレスをもらって大喜びしたコタ。

 

 

 

そして早くも、来年5歳になった時はプラレールの『JR四国』をゲットしようと決めたらしい。

 

 

 

確かに最近、「じぇいあーるしこく♬じぇいあーるしこく♬」と言いながらルンルン歩いている。

 

 

 

待ち望むのは次のお誕生日。

 

 

 

早くこいこい5歳のお誕生日。

 

 

 

焦がれれば焦がれるほど、『お誕生日=JR四国をもらう』という想いは強くなってゆく―。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、9月で4歳になるケンタ君のお誕生日会が保育園で行われた。

 

 

 

それを見たコタは、

 

 

 

(…いいなあケンタくん。おたんじょうびだから、じぇいあーるしこくがもらえるんだ…。ぼくもケンタくんになりたいなあ…)

 

 

 

となったようだ。

 

 

 

 

 

 

先ほどコタが「ケンタくん、じぇいあーるしこく、いいなあ…」と呟いていたことで、このことが判明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほどなるほど。

 

 

 

それでケンタ君になりたかったんだ。

 

 

 

やっぱりしっかりした理由があったんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

可愛いというか、いじらしいというか。

 

 

 

願いを叶えてあげたいけど、お母ちゃんに時空を曲げる力は無いからなあ。

 

 

 

まあ、毎日遊んでいるうちにあっという間に5歳になるから。

 

 

 

そう焦りなさんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにだんご虫の件は未解決のままである。