喜びと反省

2020-09-25

今日の療育はSTもあったのだが、ビックリするほどコタは頑張った。

 

 

 

まず行ったのは、動詞の理解の訓練。

 

 

 

先生が、

「手を洗っている人の絵」

「ご飯を食べている人の絵」

「寝ている人の絵」

「泣いている人の絵」などの絵カードを並べて、

「これは何をしている?」とコタに聞く。

 

 

 

この訓練は前もやった。

やったのは病院で、訓練ではなく発達検査のときだったけれど。

コタは全然答えられなかった。

 

 

 

どうなるかな、と見ていると、コタは先生が指さしたカードに

「おてて ばしゃばしゃして ばいきんさん ばいばい して あらってるの」

「ごはん たべてる」

「ねんねしてる」

「ないてる」

と答えた。

 

 

 

おお!と私はびっくりした。

3ヶ月前は1つも答えられなかったのに。

先生の質問の意味を理解できていなかったのに。

 

すごいぞコタ!

 

 

 

次に先生は、「寝ている人はどれ?」「ご飯食べている人はどれ?」などと聞き、コタにカードを選ばせた。

コタは正確に選び、先生にカードを渡した。

先生はコタが「ねんね」などの幼児言葉を使うと、「寝ている、ね」と訂正していた。

この訓練も多少の間違いはあったが、ほぼ出来た。

 

すごすぎるぞコタ!

 

 

 

次は別の訓練。

先生は、猫やパン、メガネ、ごはん、りんご、月、電車、車などが描かれているカードを9枚並べ、

「コタちゃん、猫と、ごはん、下さい」と2枚選ばせた。

コタはしっかり2枚選び、先生にカードを渡した。

 

「じゃあ次は、パンと、車と、りんごを下さい」。

3枚になった。

コタは3枚になると混乱するようで、固まって先生を見ていた。

先生は再度ゆっくり3つ言ってくれて、コタはもたもたしながらも選ぶことが出来た。

 

再度先生が2枚のカードを指示すると、コタはさっと選んだ。

「コタちゃんは2枚なら楽勝ですね」と先生は言った。

 

ハンパねえぞ、コタ!

 

 

 

その9枚のカードの中に電車のカードがあったため、後半は電車のカードを触りたくてちょっとお手付きをしていたが。

それはご愛嬌だ。

本当に、コタはよく頑張っていた。

 

 

 

 

 

3ヶ月前の発達訓練の時。

リハの先生に「動詞の声かけを積極的に行ってください」と言われていた。

 

例えば、絵本を一緒に見て「ねこちゃん、寝ているね」「ごはん、食べているね」「お洋服着ているね」など。

 

やらなくちゃ、と思っていたが、実はあまりやっていなかった。

コタは赤ちゃんの頃から絵本に興味を示さなかったため、私もだんだん読み聞かせが虚しくなってしまい、忙しさも相まって絵本から遠ざかってしまっていた。

絵本は、コタが絵を眺めるためだけのものとなっていた。

 

動詞の声かけも、最初は意識していたがそのうち忘れていた。

 

読み聞かせも声かけもちゃんとしてあげられなかったのに、コタは自分でそれを学習したと言うことか。

 

逆に言えば、ちゃんと読み聞かせや正しい声かけをしてあげていたら、もっと伸びると言うことか。

 

 

 

 

 

ごめんねコタ、サボってて。

 

コタの成長に感動すると共に、自分に反省した今日でした。