コタ、4歳の終わり頃。
壮大なことを聞いてくるようになった。
「どうして、そらは、たかいの?」
「やまより、空より(おそらく「雲」の言い間違い)たかいよ。どうして?」
私はとっさに答えられなかったので、
「どうやったらお空に行けるかなあ?」と質問してみた。
コタはしばらく考えて、「かいだんだ!」と答えた。
嬉しそうに。
ナイスアイディアでしょ?みたいに。
私が「いいねえ。じゃあ、エレベーターは?」と聞くと、
コタは「えれべーたーもいいね!えすかれーたーもいいね!」と言った。
わくわく。
それから、何階までのエレベーターを作れば空まで届くかを一緒に考えた。
コタが「6かいは?」と聞き、
私が「いいねえ」と相槌を打つと、
「でもさあ、6かいより、もっとじゃない?」と自分の意見を再分析する。
このやりとりを色んな階数でしばらく続けた後、
「はちとゼロとよんなら、いけるよ!」と、
84階のエレベーターならお空に行けると2人で結論を出した。
田舎に住んでいるので高いビルを見たことがないコタ。
84階のエレベーターなんて、想像もつかない、楽しい夢だよね。
いつかコタを東京に連れて行って、新宿のビル群を見せたらどんな反応をするのだろう。
大興奮か、呆気に取られるか。どっちかな。
あー楽しい議論だった(●´ω`●)