モヤモヤ

2020-10-30

本日の療育園での出来事。(3歳2ヶ月)

 

 

 

 

コタは遊び方は激しいけど、「危ない」「ルールを守る」などの声かけはきちんと聞くことが出来る。

 

 

 

 

今日、室内の滑り台で、コタより小さい女の子が先に滑ろうとしていて、コタがそのすぐ後ろに迫っていた。

 

私はコタに「○○ちゃんが滑って離れてから滑ろうね」と声をかけた。

 

この声かけは何十回もしたことがあり、コタは手で制止しなくても、そのルールを守ることが出来る。

 

すぐに滑りたいけれど、「危ない」ということはちゃんと理解している。

 

全く声かけをしないのは私も不安だが、声かけをすれば守ってくれる。

 

私は、コタの落ち着いている様子を見て、ちゃんと聞き入れていると分かった。

 

なので、私は滑り台から1メートル位離れたところに居た。

 

 

 

 

すると、ある先生が来て、コタの前に腕を伸ばし、コタを制止するように「コタちゃん、だめよ、○○ちゃんが滑ってから!」と言った。

 

腕で押されたコタは、怒って奇声を上げた。

 

押されたから、押し返す。

 

腕を押し返された先生は、コタがすぐ滑りたくて押したと勘違いしたのか、ますます腕をコタの方に押し込めて
「カンカンカン、ふみきりでーす!」と制止を続けた。

 

コタは「いやーっ」と怒る。

 

先生は「だって、まだ○○ちゃん滑ってないじゃない」と言う。

 

私は思わず、「コタ、分かるもんね、待てるもんね」と声をかけた。

 

それでも先生はずっと、「カンカンカン。まだだめでーす」と制止を続ける。

 

私はムキになって、「コタ、できるもんね、いつも待ててるもんね」と言い続けた。

 

怒るコタの頭上で、先生の「カンカンカン」と私の「できるもんね」が何度も交錯した。

 

 

 

 

 

 

園で子供に絶対ケガをさせてはいけないから、先生の対応は仕方ないのかもしれない。

 

でも、この場合は、私に任せてほしかった。

 

コタは出来ないこといっぱいあるけれど、出来ることもいっぱいある。

 

 

 

 

 

 

改めて、難しいなと思う。

 

先生たちにコタの対応の方法をうまく伝えること。

 

私も探り探りでやっているし、昨日までうまくいっていたやり方が状況が違えば今日は通用しなくなることもあり、「こういう場合はこう対処すればOKです」と言い切れない。

 

コタのその時の機嫌、様子、状況、過去の例で、コタがどう動くかを想定する。

(あ、これは大丈夫そうだな)

(このままじゃ、癇癪起こしそうだな)

(とりあえず気をそらしたほうがいいな)

(今はしつこく言わない方がいいな)

(今は聞きそうだな)

こうやって、最適な対応を瞬時に判断している。

 

 

 

 

いつも一緒に居る私でさえ難しい。

 

だから、先生にそれを求めるのは酷だ。

 

分かっている。

 

今回の先生の対応は、そうするしかなかったって、分かっている。

 

 

 

 

でも、コタが可哀そうだった。

 

一方的に悪者みたいになってしまったから。

 

 

 

 

誰も悪くない分、

 

悲しかったし、

 

少し、モヤモヤしてしまった。

 

 

 

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ぶたこ

ぶたこ

コタの母。とにかくまるい。知人に『ぶたこちゃんにそっくりー』と豚のシールを貰い、それがきっかけで自分のまるさを自覚する。このブログの書き手。