コタが1歳くらいの頃だったか。
少しずつ喋りはじめた頃のお話。
コタのうんこはコロコロうんこ。
うさぎのような、シカのようなコロコロうんこだった。
ある日、うんこをしたコタのオムツを替え終わった後。
しばらくおもちゃで一人遊びをしていたコタが、トコトコ私の元にやって来た。
「どうしたの?コタ」としゃがむ私にコタは「こえ?こえ?」(これ?これ?)と何かを差し出した。
【拡大図】
↓
ん?これは…?
え?
ん?
あなたはもしや…、
コタがうんこひとつぶ持ってキラキラした瞳で私を見ている…!
そして私は、
と情報を処理できずパニックになった。
おそらく先ほどのオムツ替えの時にひとつぶコロンと転がり落ちたのだろう。
そして部屋の隅にでも転がっていたそいつを見つけたコタが、うんことは露知らず「これなあに?」とわくわくしながら聞いたのだろう。
―というお話。